RazerのViper Miniを購入しましたのでレビューを行っていきます。
手が小さい人で軽量なゲーミングマウスを探している人にとって価格・内容面からViper miniはとても有力な選択肢であると断言できます。
2023年7月現在 Razerから同形状のアップデート版であるCobraが発売されていますが、
価格はViper mini4,980円に対してCobraは6,490円と約1500円の差があります。
この価格帯のマウスにとって1500円は小さくない価格差です。
スペックを見る限り両者にとても大きな差はないと考えられます。
また同価格帯の非ゲーミングマウスと比較してもコスパは高いです。
特に高DPIで作業したい人にはお勧めできます。(筆者も事務作業用に使用しています)
製品仕様
メーカー | Razer |
形状 | 左右対称(再度ボタンは右側のみに配置) |
長さ | 118.3mm |
グリップ幅 | 53.5mm |
高さ | 38.3mm |
重さ | 61g |
センサー | PixArt PMW3359 (最大8500DPI) |
スイッチ | Razer オプティカルマウススイッチ (耐クリック回数 5000万クリック) |
ソフトウェア | Razer synapse |
形状・外観
ゲーミングマウスは大きくてゴツいものが多いですがViper miniは小さめで一般的な事務用マウスと大きさ的には変わりません。大きなマウスが苦手な人・手が小さい人にもお勧めできます。
ライティングさえオフにしていればオフィスでの使用も浮いてしまわない造形です。

写真はデルの標準マウスとの比較ですが大きさはあまり変わりません。
クリック感
メインボタンのクリック感は軽めですがクリック音は少し大きめです。(一般的な事務用マウスと比較して)個人的には好きなクリック感です。
「Razer Optical Switch」という光学式のスイッチが使われており、俊敏な作動が謳われています。
一方残念だったのがサイドボタンとDPI切り替えボタンで、こちらは少し安っぽいクリック感だと感じました。特にDPI切り替えボタンは押したときにカチカチではなくミシミシした感触があります。
ホイールについて
ホイールの重さは軽めで一スクロールごとにコリコリと少し抵抗のあるタイプです。
高速スクロールとかが出来るタイプではありませんが抵抗は少なめなのでWEBブラウジングでも快適に使用できています。
ホイールクリックは少し固めに感じました。ホイールクリックでスクロールとかする人は実機で感触を確かめたほうが良いです。
センサーについて
センサーには最高8500DPI切り替え(100刻み)まで対応するPixArt PMW3359というセンサーが使用されています。上位機種と比較するとスペック的には劣りますが普通に使えるセンサーだと感じました。
当たり前かもしれませんがカーソル飛びなどは起こりません。
キャリブレーションがRazerのマウスパッドにしか対応していないこと、リフトオフディスタンスがかなり長めである事は注意が必要です。
Razerのマウスパッドではないのに無理やりキャリブレーションを行うとカーソルの動きがかなりぎこちなくなってしまいます。キャリブレーションなしでも一般的なマウスパッドであれば不満なく使える精度のセンサーだと思います。
しかし、この辺りが気になる人は同形状の上位機種となるCobra Proを検討すると良いでしょう。
こちらはセンサーその他スペックが相当上がりますが当然値段も相当あがります。
ケーブルについて
ケーブルは太めかつ柔らかめで重量は軽い印象です。取り回しは良好です。
やや下向きにケーブルが出ているので出来ればマウスバンジーがほしいところです。
滑りやすさについて
滑りやすさは良好です。本体が軽めであることとソールの質が良いのでしょう。
本体の軽さと滑りやすさはViper miniの最大の長所であると言えます。
持ちやすさについて
とても持ちやすいマウスだと感じました。(筆者はつまみ持ちです。)
長さが短めで高さも丁度よいです。
側面に滑り止めはありませんが、下に行くほど彫りが深くなっていて指が引っかかるようになっています。よく考えられた形状です。
結論
手が小さい人や、つまみ持ちメインの方で安くて軽いマウスを探している人には自信を持ってオススメできます。
軽い本体と滑りが良いソールで操作していてすごく軽快感があります。
ゲーミングマウスとしては形状が比較的おとなしめなのでライティングを消せば仕事用のマウスとしてもありなんじゃないかと思います。
LODが長いのでそこが気になる人はCobra Proを買ったほうが良いですが、5000円を切る価格を考えればコスパは非常に優秀で買いの逸品です。
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